お知らせ

【開催報告】KOBEデザインの日記念イベント2013〜中小企業のための障がい者雇用入門セミナー〜

KOBEデザインの日記念イベント2013〜中小企業のための障がい者雇用入門セミナー〜

開催日 2013年11月20日 (水) 14:00〜17:00
開催場所 神戸国際会館セミナールーム704(神戸市中央区御幸通8-1-6)
講師 秦政氏(NPO障がい者就業・雇用支援センター理事長)
箕輪優子氏(横河電機株式会社 )
共催 神戸市(企画調整局デザイン都市推進室)株式会社プラスリジョン
後援 神戸商工会議所 http://www.kobe-cci.or.jp/
神戸青年会議所 http://www2.kobejc.or.jp/2013/
神戸モトマチ大学 http://kobemd.com/
障害のある人の自立・社会参画は我が国のまた神戸市の重要課題です。神戸市の障がい者数は9万8千人(H22年)、H26年推計11万人。うち就労対象人口は3万6千人(H22年)、H26年推計4万1千人。福祉施設から一般就労した人はわずか114人(H22年)。一方で、法定雇用率の改定により従業員規模50人以上の企業では全従業員に対して2.0%の障害者雇用が義務付けられており、その対象事業者数は神戸市内で2千を超します。障がい者を雇用したいが、何ができるのか何に配慮しないといけないのかわからないといった企業はいまだ多いのが現状です。雇用する企業側の障害理解がすすめば、神戸市の課題である障がい者の社会参画はすすみます。
中小企業経営者の本音に対して、障がい者雇用についておさえておきたいポイント、経営と雇用の両立を果たしている好事例、障害特性と合理的配慮の実践のご紹介など、知っておきたいポイントに絞って内容をご提供しました。
ご参加いただいた中小企業経営者のみなさまには、障害に対する視点を変えるデザインの可能性を感じていただけたセミナーとなったと存じます。

左:秦政氏/右:箕輪優子氏

左:秦政氏/右:箕輪優子氏


セミナー満足度(5段階評価)

大変よかったorよかったが97%


視点の転換

セミナー受講前は、「難しい」「単純業務」「特別な設備が必要」「専用の業務をつくり出す必要がある」「特殊な知識がいる」「黒字化は難しい」「赤字覚悟」といった障がい者雇用のイメージをお持ちでしたが、受講後のイメージは下記のとおり変化がみられました。

・障がいある/なしは何も変わらないということ。
・障害者を戦力化できる実例を知り、勇気が出ました。まだまだ働ける場があると実感しました。
・障がい者というよりは全ての人に関わる基本のコトが障がい者雇用に含まれていて、実践されていることが、会社のあり方を大きく変えると強く思いました。次の世の中のあり方のヒントが数多くあるので、自分の行動で実際に進め、カクニンしていきたいと思います。
・障がいの有無ではなく、本人に対して、企業、経営者としてどう考えるか、むき合うのかが重要であることが特に印象に残りました。また障がい者雇用を通じて、企業、経営者も一緒に考え、成長していく様な社会を築いていきたいと感じました。
・雇用形態の多様性の再発見と気づきがあった。
・企業によっては障害者の方も採用後もスキルアップに向けてのプログラムがあるということ。ただそれでもまだ発達障害の方は採用が少ないんだということ。今、一般採用の人がしている仕事の中で障害がある方もできる仕事があり、仕事を作り出せるならもっと一般の人と一緒に働く場は増えないのか(わざわざ特例子会社を作ってその中にあつめるのではなくて)と思いました。
・黒字を出せるシステムにできる。
・企業でなくては、というのは半信半疑だったが、利益を出して行く、ということは会社の使命なのでそこで働いている方が、障害者雇用で十を出せる方向にひっぱることができるのは当然なんだなと納得できた。
・業務の見直しを図り、個人を尊重した業務を考えること。
・接し方が良くわかった。
・むずかしさはあるけれどのりこえられるしメリットがある。
・できることから始めたいと思います。
・より、みんな同じ人間であると強く思いました。
・あいまいな管理からきちんとした管理に変更していく。
・障がいのある、なしではなく、その人の特性、できることをみていけばいいし、自分が一緒に
働きたいかどうかを感じたらいい。

当日の様子
 

気づきや感想

・障がい者雇用の今までの流れがわかり、どのようなハードルが世の中にあり、その1つ1つをどのように乗り越えてこられたのかをダイジェストで理解することができ、何故、今の障がい者雇用がこのような姿であるのか、そこにどのような問題があり、解決できることは何かを感じることができました。
・「どうするか?≦本来どうあるべきか?」全く知識がない中でセミナーに参加させていただきましたが、雇用に対する考え方から、現在の状況、具体的な注意点など、細かい点までわかりやすくお話いただき、非常に勉強になりました。また、障がい者雇用だけでなく、既存の社員に対してもあてはまることが多く、今日お聞きしたことを、明日から実践していこうと考えております。
・在宅勤務という雇用形態の気づきがあった。その可能性への取り組みが面白かった。
・特例子会社を作って雇っているということで満足してしまって、親会社本体での雇用が進んでいない。国がサポート体制をとるので、逆に企業の中で障がい者雇用に対するノウハウが育たないといったお話が印象に残りました。義務化されたので、とりあえず人を雇ってしまえば・・・ではなく企業自体も障がいがある人を雇い育てていくための努力をしていく必要があるというお話を聞く機会がこれまであまりなかったので、印象的でした。障がい者雇用で入った人も「一社員」とみて成長を促せる働きかけを・・・という言葉も印象的でした。そのようにしている企業がどれ位あるのか・・・知りたいところですが。
・秦氏、箕輪氏両方とも障害者の雇用がそこで終わってなく、成長を念頭に話しておられることが印象的でした。障害者雇用のために考えられていることが、障害の有無に限られたことではなく、一般的にもこのようなことを考えながら仕事をしていけたら、とてもありがたいと思いました。両方とも学校の先生方にも聞いていただきたい内容でもありました。
・採用窓口や効率化の話がとても役に立ちました。
・山本五十六的指導が本当に考えさせられました。これからもいろいろ指導いただきたいと思っております。企業様からの視点の話を聞いたのがはじめてだったので。
・本当に豊富なご経験からお話されているのがよくわかりました。
・企業(法人)が障害者雇用を難しいと考える点を明示していただきました。「何をしてもらえるか分からない」 正にその通りでした。
・日本における障がい者雇用の現状を知ることができて良かったです。
・「何のため」なのかを、ちゃんとコンセンサスをとることが大事であること。今まで、どういった流れで雇用が進んできたのか、仕組みが分かりやすかったです。障がいのある方もない方も、同じ仕事仲間だという意識を強く感じました。
・障がい者雇用を見直すことができた。基本に戻る必要があると思いました。
・たくさんの事例課題を挙げていただき、その解決法を細かく教えていただいたので、現場で持ち帰る時のイメージができました。
・ワークショップで、自分の体験として、やってみることにより、自分が出来ていないことを目の当たりにして、ガクゼンとするとともに、何をもって相手に伝えなければならないのかを考えさせられる思いです。自信回復などは自分にも言えることで、あらゆる場面で教えていただいた“伝える”ことを実践していきたいと思います。
・企業として障害者の社員さんと一緒に考え、社全体で成長されている姿にとても参考になりました。また、障害者雇用=業務の見直しや、環境としてしか考えておりませんでしたが、社員の方と一緒に交流をされたり、地域の企業様へのサポートをしながら、障害者の方の出来る業務をドンドン増やされている点は、今までに無かった発想でしたのでとても参考になりました。
・出来なかった事は今までさせてもらえていなかったという事は共感できた。
・「同じことを繰り返すことが得意、だから同じことをさせているとスキルアップしない」本当にその通りだと思いました。できる仕事をさせるだけでなく、新しくできることをできることを作っていかれている取り組みに驚きました。
・求める人材像や基礎的な力のところ、その通りだなと思うのですが、障害がある方だけでなく、一般どの社員にもあてはまることだなと思いました。私自身も自分の働き方、働く姿勢を見直す機会になりました。
・「伝える側の工夫」「相手のせいにしない」・・・学校の先生方にも聞いていただきたいお話でした。(普段、発達障害がある子どもたちをみていて、先生の方に改善できることがあるのでは・・・と思うことがよくありますので)こういう障害(発達障害)だからこういう特徴・・・ではなく「その人を見てください」というお話はうれしかったです。
・マネジメント・効率化 大変役立ちました。
・ビデオ撮影まで出来る風土づくりが出来ている所が素晴らしい。障害者もそれ以外も関係なく取り組みたいと思います。
・わかりやすかった。というのと、自分もこれから取り入れていけたらと思います。
・とても分かりやすい伝達力を感じました。
・具体的に当法人でも障害者雇用でできることのイメージが作れたのが一番良かったです。
・人材育成やマネジメントについて学ぶことができて良かったです。
・仕事の少ない時期に、今までアナログだったところを見える化したいと思った。
・具体例が多く、分かりやすかったです。人の話を聞く、相手のせいにしない、伝える工夫をおこたらない、は障がいのある人、ない人、関係なく、皆に言えることなんだと思いました。
・健常者も同じかな?人材育成、コーチング技術、モチベーション、ほめる、コミュニケーション、期待していることを伝える等々。
・障がいに目を向けるのではなく、出来ることに目を向ける

2013-11-30 | Posted in お知らせ

 

KOBEデザインの日記念イベント2013〜中小企業のための障がい者雇用入門セミナー〜

KOBEデザインの日記念イベント2013〜中小企業のための障がい者雇用入門セミナー〜

開催日 2013年11月20日 (水) 14:00~17:00
開催場所 神戸国際会館セミナールーム704(神戸市中央区御幸通8-1-6)
アクセスマップ http://www.kih.co.jp/access/
講師 秦政氏(NPO障がい者就業・雇用支援センター理事長)
リクルートを経て特例子会社リクルートプラシス設立、日本経団連障害者雇用アドバイザー等の経歴を持つ
箕輪優子氏(横河電機株式会社 )
横河電機株式会社人財労政部を経て特例子会社横河ファウンドリー設立、厚生労働省 就労支援専門官等の経歴を持つ
対象者 神戸市内の中小企業経営者 50名(WEBから事前申込制)
参加費 5,000円
共催 神戸市(企画調整局デザイン都市推進室)
株式会社プラスリジョン
後援 神戸商工会議所 http://www.kobe-cci.or.jp/
神戸青年会議所 http://www2.kobejc.or.jp/2013/
神戸モトマチ大学 http://kobemd.com/

企画主旨

「障がい者雇用?うちの会社は雇用せんとあかん規模なん?経営と雇用の両立できるん?雇用したいけど何ができるん?どんな配慮がいるん?」

障害のある人の自立・社会参画は我が国のまた神戸市の重要課題です。
神戸市の障がい者数は9万8千人(H22年)、H26年推計11万人。うち就労対象人口は3万6千人(H22年)、H26年推計4万1千人。福祉施設から一般就労した人はわずか114人(H22年)。一方で、法定雇用率の改定により従業員規模50人以上の企業では全従業員に対して2.0%の障害者雇用が義務付けられており、その対象事業者数は神戸市内で2千を超します。障がい者を雇用したいが、何ができるのか何に配慮しないといけないのかわからないといった企業はいまだ多いのが現状です。雇用する企業側の障害理解がすすめば、神戸市の課題である障がい者の社会参画はすすみます。
当セミナーでは、中小企業経営者の本音に対して、障がい者雇用についておさえておきたいポイント、経営と雇用の両立を果たしている好事例、障害特性と合理的配慮の実践のご紹介など、中小企業経営者が知っておきたい情報に絞った内容を企画します。
障害に対する視点を変えることで、障がい者雇用についてのデザインを考えるきっかけになれば幸いです。 みなさまのご参加をお待ちしております。
 

参加お申し込み方法

お申し込みは閉め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました!!

2013-10-01 | Posted in お知らせ